レイキヒーリング(レイキ療法)について
レイキヒーリングは、レイキを使った「ハンドヒーリング」です。
レイキヒーリングの基本
レイキヒーリングの特徴は、人間の潜在意識に作用して、それぞれの人が持っているレイキ(生命エネルギー)の働きを援助し、健康を維持促進し、潜在能力を開発されることです。
レイキヒーリングの仕方は、教室によって様々ですが、ここでは、私がお伝えしている内容を、ご紹介いたします。
レイキヒーリング基本の呼吸と姿勢
忘れがちなんですが、レイキヒーリングの基本は、呼吸と姿勢です。
呼吸は、腹式呼吸
複式呼吸で、ゆったりとした長い呼吸を繰り返します。
これは、効率よく酸素を取り入れ、炭酸ガスを交換することで、血液の流れを良くし、細胞を活性化させるためです。
こうしたことは、ヒーラーの自律神経を安定させ、落ち着いたヒーリングをすることに繋がります。
鼻から吸って、鼻から吐きます。
深い鼻呼吸も、自律神経が整います。
それは、鼻から息を吐くときは副交感神経が働き、鼻から息を吸うときは交感神経が働くからです。
とくに、吐く息を長くすることによって副交感神経が優位になり、心が落ち着く効果があります。
背中を、伸ばす
頭の上にフックがついていて、上から引っ張られているイメージで背中を伸ばします。
おなかを引っ込め、そして肩の力を抜き、あごを引き、どこにも力の入っていない状態にします。
椅子に座る場合は、少し浅めにかけて、足は肩幅に開き床にしっかりとつけ、骨盤に体重を乗せるように座ります。
立つ場合は、肩幅に開き立ち、膝の力を抜きます。
百会から会陰まで垂直線になるようにイメージして立ち、膝と足先で体重を支えます。
正しい姿勢は、基礎代謝があがり、疲れづらいです。
背骨がまっすぐ伸びていることで、エネルギー伝達がスムーズにいきます。
呼吸や姿勢を整えることで、落ち着いて、効率よくレイキを送ることができます。
レイキヒーリング時の手の使い方
両手を使ったフェザータッチ
両手を使う西洋レイキを採用しています。
手を当てるときは、肩から指先までの力を抜きます。
できるだけ五本指を揃えて、手のひらがヒーリングを受ける相手に触れるか触れないか程度の力で当てます。
手を並べて当ててもいいですし、手を重ねて当ててもいいです。
左右の手を別の箇所に当ててもかまいません。
部位によっては(背骨など)、指先を当てるようにします。
目的の箇所へ手のポイント『「第2関節」もしくは「掌の中央」』が、当たるように置きます。
指の第2関節は、多くの方が最もレイキが出ている箇所です。
また、掌には『労宮(ろうきゅう)』というツボがあり、熟練している方はここからレイキが多く出ています。
相手の身体に触れることの意味
手を当てることで、相手の意識も「患部を意識する」ことができます。
ヒーリングする側の手からレイキが流れるだけでなく、ヒーリングをを受ける側も「自分のレイキ(生命エネルギー)を患部に集中させる」ことができます。
手を対象者に付けない方もいますが、相手の身体に触れた方が、治りは早いですね。
伝統靈氣の手の置き方
どちらか片方に決めてそれだけを使い、使わない方の手は軽く握り自然からのレイキを充電する。
ただし、耳とか腎臓など器官が2つあるモノは、両手を使います。
掌を伸ばして患部に指の第2関節が、あたるようにします。
レイキヒーリングのポジショニング
西洋レイキには、基本の12ポジションという標準化された手の置き方があります。
これは、初心者でも、有る程度のヒーリング効果が得られように、手の置き方が示されています。
身体のエネルギーの出入り口であるチャクラと対応していることから、全身のエネルギーがバランスされます。
西洋レイキのヒーリングの基礎では、まず基本の12ポジションを、覚えます。
手を置く時間は、3分~5分程度を目安としますが、基本はそれぞれの箇所の「手の響きが変わる」までと、します。
手の置き方 | 対応するチャクラ | 対応する部位 / 働き |
---|---|---|
ヘッドの1(H1) | 第6チャクラ (ブラウチャクラ) |
手は、眉毛より少し上の方にポイントが当たるように置きます ● 肉体的には、両目、額、鼻、歯、顎のトラブルを解消 |
ヘッドの2(H2) | 第7チャクラ (クラウンチャクラ) |
手は、耳の上から頭の両脇を覆う ● 肉体的には、骨や筋肉等全身の細胞を増殖・肥大 |
ヘッドの3(H3) | 第6チャクラ (ブラウチャクラ) |
手は、頭の後ろを覆う ●肉体的には、全身の動きや姿勢の維持、学習・記憶能力の向上 |
ヘッドの4(H4) | 第5チャクラ (スロートチャクラ) |
手は、喉を覆う ●肉体的には、扁桃腺、甲状腺、喉頭、リンパ液等の代謝機能を活性化 |
フロントの1(F1) | 第4チャクラ (ハートチャクラ) |
手は、胸部の上の位置に置きます。 ●肉体的には、気管、肺、心臓機能の活性化、血液の循環の活性化、病気への抵抗力の向上。 |
フロントの2(F2) | 第3チャクラ (ソーラーチャクラ) |
手は、ミゾオチに置きます ●肉体的には、エネルギーを創りだす臓器が活性化され、元気が出る |
フロントの3(F3) | 第2チャクラ (ベリーチャクラ) |
手は、ヘソの指三本下の下腹部に置きます ●肉体的には、消化器系の内臓が活性化され、力強さが出る |
フロントの4(F4) | 第1チャクラ (ベースチャクラ) |
手は、下腹部に置きます ●肉体的には、消化器系の内臓が活性化され、デトックス効果の促進 |
バックの1(B1) | 第4チャクラ (ハートチャクラ) |
手は、肩甲骨(できない場合は、肩)に置きます ●肉体的には、僧帽筋、首、肩、背面上部筋肉等のコリの緩和 |
バックの2(B2) | 第3チャクラ (ソーラーチャクラ) |
手は、背中の中央に置きます ●肉体的には、消化器系(胃、肝臓、膵臓、腸)泌尿器系(腎臓、副腎)の運動のバランス |
バックの3(B3) | 第2チャクラ (ベリーチャクラ) |
手は、腰の位置に置きます ●肉体的には、泌尿器系(腎臓、副腎、膀胱)の運動の促進 |
バックの4(B4) | 第1チャクラ (ベースチャクラ) |
手は、仙骨部に置きます ●肉体的には、膀胱、生殖器の運動の促進、排泄のバランス |
レイキヒーリングは、レイキを使ったハンドヒーリングです。
西洋レイキは、習いたての人でも誰でもが一定の効果が得られるように、標準の手の置く位置を示しています。
この標準化されたポジションは、チャクラと対応しているので、効率よくクライアントをヒーリングすることができます。
ただし、あくまでも標準ですので、クライアントの体調に合わせたヒーリングをするためには、手の感触を確認しながら手の置く場所を、自分で決めていきます。
その際に必要な技法が、伝統靈氣の「病腺霊感法」になります。
当方では、基本の12ポジションと、伝統靈氣の「病腺霊感法」「念達」「丹田治療法(解毒法)」をヒーリングの基礎として、ファースト・ディグリー、セカンド・ディグリーの講座内で身に付けていただいています。