伝統靈氣の三大療法
レイキを体系立てられた臼井師は霊気療法(レイキヒーリング)について「人間の潜在意識に作用して、それぞれの人の身体に持っている、病気治癒能力(=自己療能、自然の働き)に強い援助を与えて、病気の予防や、治病しようとする」ものだと、言われています。
その具体的な方法として、構築されたのが、下記の三大療法です。
1.病腺霊感法
2.丹田治療法(解毒法)
3.血液交換法
ここでは、この三大療法についてご説明します。
レイキを使って、病気の基を見つける『病腺霊感法』
「病腺霊感法」で云う「病腺」とは、身体の中から発っせられる「マイナスのエネルギー」のことを、さしています。
身体の中で、エネルギーは循環しています。
自覚の有無に関わらず痛みやコリ、熱などの不調があると、その箇所のエネルギーは滞っていたり、歪んでいたり、ひずみができたりします。
その箇所から発せられる「マイナスのエネルギー」を、病腺と呼んでいます。
「霊感」とは、レイキで病腺を感じることを、さしています。
これを、伝統靈氣では「病腺霊感法」と呼んでいます。
誤解をまねきやすいのですが、一般的な霊感とは意味が違います。
病腺を感じるのは、直感やインスピレーションではなく、マイナスのエネルギーに触れることで、実際に「手」に感じます。
マイナスのエネルギーの感じ方は人によって様々です。
一般的には、誰でも感じる最初の段階は「暖かさ」です。
身体の他の部分より、病腺のある部分が「暖かく」感じたり、「熱く」感じます。
それが次第に「ビリビリ感」を感じるようになり、「冷たい風」を感じたり、「痛み」を感じるようになります。
最初の頃は、小さな感覚ですが、トレーニングを重ねると、「熱」「痛み」「腫瘍」などの違いが、手の感覚で分かるようになります。
病気(マイナスエネルギー)は、まず潜在意識が認識し、身体に影響を与え、最後に「病気」として認識します。
「病腺霊感法」が使えると、まだ本人も認識していない病気の基を、身体の中で蓄積されている段階で、察知しケアーすることができます。
身体に溜まっている毒を排出する「丹田治療法」(解毒法)
臼井師の伝統靈氣では、どのクライアントにも、初めに丹田治療法を実施するようにと、言われています。
「丹田治療法」は、丹田に手を当てて、お腹に溜まっている毒を排出する方法です。
丹田とは、おへその下(指3本下)のところをさします。
■ 他人に対しての丹田治療法
クライアントの額に手を置き、必要なことを念達します
丹田に手を当て、「毒の下るように」と念達して、30分程度続けます。
■ 自分に対しての丹田治療法
左手を丹田、右手を額に当て念達して、1~2分そのままでいます。
それから、右手を丹田に移し、30分程度続けます。
この治療で体内のマイナスのエネルギー(毒)が排出されるので、排泄物が濁っていたり、酷い悪臭がします。
また、身体も、けだるさを感じます。
臼井師は、「投薬期間が長い、闘病生活が長い、皮膚病、注射後・鍼の後などには、必ず実施するように」と、言われています。
交換神経の流れをよくする「血液交換法」
血液中の毒を排出する(血液のデトックス)法として、紹介されています。
脊髄の両脇にある、交感神経の流れをよくするので、自律神経のバランスがとれ身体機能が向上します。
闘病中、病後、子供やお年寄りに半月、一か月と続けて実施することで、丈夫な身体になります。
半身交血法
クライアントには、うつ伏せに寝てもらいます。
上半身は薄着になってもらうと、施術しやすいです。
1.頚椎の2番(ボンの窪のところ)を親指とひとさし指でつまみ、その両方の指で第一シンボルを描きマントラを言います。
2.人差し指と中指でV時を作り、頚椎の両側から仙骨まで撫で下ろし、ここで、痛くない程度にグッと押します。
これを、15回位、施術者は呼吸を止めて繰り返します。
3.両手を脊柱に置き、中心から脇腹に向かって横にさすります。
上から下へ向けて6回に分けて撫でおろすのをワンクールとし、それを10~15クールします。
5回目のウエストの位置は、そこで10回程度左右に手を往復させます。
施術後は、背中が軽く感じ、コリがほぐれ、ポカポカしてきます。
レイキ療法は自然のレイキを使って、 「人間の持っているレイキ(生命エネルギー)を活性化し、自己治癒力を高める」ものです。
伝統靈氣の三大治療法は、人間の持っているレイキ(生命エネルギー)を活性化させるための方法であったり、
そのために「潜在意識に働きかける」ことを、主眼においています。
これが、レイキの真髄と、考えています。